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歳代前半までが主力である。中途採用Uターン希望者が少なくないと思われる40〜45歳未満では3.5%と極端に減少しており、この層にとっては非常に高いハードルとなっている。

 

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また、売上高の伸び率が大きな企業やUターン者の採用率の大きな企業ほど年齢制限を35歳未満とする企業が多くなっている。経験者採用といってもベテランの採用を期待しているわけではなくて、ある程度の専門能力を備えた将来の期待できる若手人材へのニーズが高いのである。

 

(2)中途採用で求める人材の仕事分野
図表1-8のように中途採用で求めている人材の仕事分野で最も多いのは外交・営業職(35.9%)、技術・研究職(35.4%)の2職種である。これらに続いて多いのは、生産・技能職(23.8%)、専門・資格職(19.2%)、経営管理職(19.1%)などである。なお、規模の大きな企業では外交・営業職、技術・研究職、生産・技能職に対するニーズが高いのに対して、規模の小さな企業では技術・研究職、経営管理職、専門資格職に対するニーズが高くなっている。また、Uターン者については技術・研究職と外交・営業職の二職種への集中度が高くなっており、生産・技能職に対する指摘率はやや低くなっている。
なお、求める技術・研究職の専門分野は図表1-9のように建設・土木(31.2%)、生産技術・生産管理(30.8%)、ソフトウェア(30.4%)の3分野に集中し、これらに続くのが、機械・メカトロニクス(26.1%)、電子・電気ハードウェア(24.1%)などである。規模の大きな企業では機械・メカトロニクス関係の技術者へのニーズが高く、99人以下の企業では建築・土木分野の技術者を求めている。
生産・技能職では図表1-10のように特定の墓本技能を備えた人に対するニーズが41.5%と最も多く、生産工程を合理化する知識を有する技能者(31.6%)、複数の基本技能を身につけた技

 

 

 

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